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乳酸菌と胃酸

人間の胃には、食べたものや飲み物を消化する「胃酸」が分泌されています。
しかし、この胃酸のおかげで、せっかく摂った乳酸菌が腸に届かずに死滅してしまうという問題があります。

乳酸菌と胃酸の関係

確かに乳酸菌は胃酸や胆汁などの消化液によって死滅してしまいますが、すべての乳酸菌が無駄になるわけではありません。
乳酸菌の中には生きて腸に届く、生命力の強い種類があります。
「乳酸菌OLL2716株」や「ビフィズス菌BifiX」など、研究によって発見された種類については、胃酸に負けない強い力を持っていることが分かっています。
人間の胃酸はpH1~pH2程度と強力なパワーで、食べ物を消化したり、外から体内に侵入した細菌を殺しています。
強力なパワーを持つ酸にさらされると、乳酸菌のほとんどは胃を通り抜けることができません。
一般的な乳酸菌は胃酸に負けてしまいますが、乳酸菌OLL2716株やビフィズス菌BifiXのような強い乳酸菌を優先的に摂ることで生きて腸に届き、整腸効果が期待できるかもしれません。

乳酸菌の最適な摂取タイミング

乳酸菌がもっとも死滅するタイミングは、胃酸が多く分泌されている時です。
特に食事をする前は、胃の中の活動がもっとも活発になっており、いつ胃の中にものが入ってきても良い状態まで酸の濃度がアップしています。
逆に、このタイミングを避けることができれば、乳酸菌が死滅する割合が減って、生きた状態で腸へと入る確率がアップするのです。
乳酸菌を配合したヨーグルトや飲料は、朝食代わりなどに飲む方が多いですが、あえて胃酸の少ない食後や満腹の状態で摂ると良いでしょう。
そしてもう一つ忘れてはならないのが、「乳酸菌は一時的に摂取しても定着することはほとんどない」ということ。
すでに腸内に住みついているものを除けば、あとは食べ物や飲み物、サプリメントから摂取しなければ補うことができないのです。
もしも生きた状態で腸内に乳酸菌が届いたとしても、整腸作用によって数日後に排便されてしまうため、腸内には常に乳酸菌を届ける必要があるのです。

胃酸はそれ自体が消化に必要な分泌液であり、胃の活動になくてはならないものです。
分泌のタイミングを知って、ヨーグルトやサプリメントなどを使って上手に乳酸菌を補っていきましょう。
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