乳酸菌は何日くらい腸にいる?|乳酸菌体験レポ&選び方ナビ
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乳酸菌は何日くらい腸にいる?

皆さんは、一度摂った乳酸菌が腸にとどまっていられる期間は、どのくらいだと思いますか?
数日でしょうか、数ヶ月でしょうか、それともずっとでしょうか。
その答えは、意外に思われるかもしれません。

腸にとどまることのできる期間は?

もちろん乳酸菌の種類によって異なりますが、基本的には数日~1週間程度といわれています。
摂取した乳酸菌は、この間に腸を通過しながら作用し、最後には便と一緒に排泄されてしまいます。
摂取をやめると、腸内の乳酸菌はみるみるうちに減っていき、最後には検出されなくなります。
ですから、継続的な摂取が必要なのですね。

乳酸菌は腸に定着しないの?

そもそも、乳酸菌は腸に定着することはないのでしょうか? 商品の広告などで、「腸まで届く乳酸菌」、「腸ではたらく乳酸菌」といった謳い文句を見かけることがあります。
この乳酸菌を摂れば、腸の中で増殖したり、定着したりするのだろうという印象を持ちます。
しかし、そのイメージは間違いで、本当は乳酸菌は腸内に定着することができません。

腸内には、たくさんの善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌が、微妙にバランスを保ちながらすみついています。
そこに新しく摂取した乳酸菌が加わろうとしても、「免疫寛容」という防御反応がはたらいて、簡単には仲間に入れてもらうことができません。
むしろ、体外から入り込んだ菌が簡単にすみつくことができるようでは、腸内の細菌のバランスを保つことができないからです。

90日もの間、腸にとどまる乳酸菌!

最初の項で、乳酸菌は長くて1週間ほどしか腸にとどまることはできないとご説明しました。
しかし、なんと90日もの間、腸内で生存が確認されたという乳酸菌があります。
それが、ラクトバチルス・ガセリ菌です。

1日1回、8人の被験者に一週間にわたってガセリ菌を摂取させ、便を採取して調べるという実験が行われました。
すると、摂取終了後90日が経過しても、半数の被験者の便からガセリ菌を検出することができたというのです。

個人差はあるものの、ガセリ菌は、他の乳酸菌に比べて腸にとどまる期間が長いということがわかりました。
日本人由来の乳酸菌でもあるガセリ菌は、日本人の腸と相性が良いのかもしれません。

また、ガセリ菌が腸内にとどまっている間、便秘改善だけでなく、内臓脂肪を減らしたり、ストレスを低減するなどの効果が期待できます。

継続的な摂取で、乳酸菌をいつも腸に!

たくさんの効果をもたらしてくれる乳酸菌ですが、摂取をやめてしまえば、その効果は一時的なものになってしまいます。
いつでも腸ではたらくことのできるよう、乳酸菌は継続して摂り続けましょう。

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