乳酸菌の含まれる漬物は|乳酸菌体験レポ&選び方ナビ
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乳酸菌の含まれる漬物は

日本で古くから食べられてきた発酵食品のひとつである漬物には、乳酸菌が大変豊富です。
乳酸菌が腐敗を遅らせていることを知ってか知らずか、食べ物を保存する技術が発達していなかった頃、漬物は保存食として人々に重宝されていました。
食材や気候などによってその土地の特色を表し、さまざまな種類のある漬物を、乳酸菌の効果と合わせてご紹介しましょう。

乳酸菌の豊富な漬物

特に乳酸菌が豊富な漬物は以下です。

ぬか漬け

ぬか漬けは、日本の伝統的な漬物のひとつです。
ぬか床には、いろいろな野菜を漬けることで乳酸菌が移り、1g中に数億個以上もの乳酸菌が存在していると言われています。
手間と時間はかかりますが、乳酸菌の効果を得るにはもってこいの漬物です。

キムチ(自家製か本場のもの)

日本でも人気のキムチにも、乳酸菌が入っています。
ただし、日本で食べられているキムチは、本場韓国で食べられているキムチに比べ、乳酸菌が少ない傾向にあります。
なぜなら、本場の作り方では乳酸菌を含んだ魚介の塩辛が多く使われ、より乳酸発酵の進んだ酸味やにおいの強いものが好まれます。
しかし、日本ではキムチ味の調味料を加えただけのものや、添加物が使われている市販のものが多く、あまり乳酸菌の出番はないのです。

乳酸菌が豊富なものを選びたい場合は、家庭で作るか、韓国料理店などで売られているキムチが良いでしょう。

ザワークラウト

ドイツで食べられてきたザワークラウトも、手軽に作れて乳酸菌がしっかりと生きています。
それだけでなく、乳酸菌のはたらきのお陰でビタミンCも豊富。
ザワークラウトには生のままのキャベツを使うため、ビタミンCが壊れにくく、ドイツの人々の冬の貴重な栄養源となってきました。
それに加え、乳酸菌が発酵を行う過程でビタミンCが多く生成され、より栄養豊富になっているのです。

漬物と乳酸菌

上で紹介したような漬物には、当然ながら乳酸菌や酵母といった微生物のはたらきが欠かせません。
野菜表面、空気中、漬ける人の手などあらゆるところに存在している菌が、美味しい漬物を作り出しているのです。

漬物に含まれる乳酸菌は、分かっているだけでも30種類以上と言われています。
その中でも代表的なものを挙げてみます。

フェカリス菌

フェカリス菌は、他の乳酸菌と比べるととても小さな乳酸菌です。
そのため、一度にたくさん摂ることに適しています。
免疫力を高める効果が高いとされ、花粉症やアレルギー性鼻炎などの、アレルギー性疾患改善にも効果的です。

カゼイ菌

胃酸や胆汁などの酸性下の環境でも生き延びることができ、強い乳酸菌として知られています。
善玉菌の増殖を促すことで、腸内の環境を整える作用があります。

ブレビス菌

ブレビス菌は、京都のすぐき漬けから見つかった乳酸菌です。
免疫力を高め、ナチュラルキラー細胞を活性化させるはたらきがあります。
他にも、プリン体の吸収を抑え、痛風や尿路結石などの病気を予防する効果があります。

市販品の漬物には注意!

乳酸菌が豊富に摂れ、しかもおいしい漬物は毎日食べたいですよね。
今はスーパーなどで色々な種類の漬物を手軽に買うことができます。
しかし、市販で売られている漬物は、自家製の漬物とは大きく違うところがあります。

それは、市販品には添加物が使われていることが多いということです。
化学調味料や保存料といった添加物は、せっかく含まれている乳酸菌の数を減らしてしまいます。
漬物を買う際には、できるだけそういったものを使っていない商品を選びたいですね。

植物性乳酸菌で毎日を健康に!

漬物には、たくさんの種類の植物性乳酸菌が生きています。
食生活が不規則な人も、ヨーグルトなどの乳製品が苦手な人も、いつもの食事に、漬物を一品添えてみてはいかがでしょうか?

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