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ビフィドバクテリウム属について

「ビフィドバクテリウム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
何のことだかさっぱり分からないという人も、「ビフィズス菌」に関係があると言われれば、なんとなく想像がつくかもしれません。

この種類の乳酸菌は、私たちの腸内でさまざまな効果をもたらす、善玉菌の代表的存在です。
今回は、そんなビフィドバクテリウム属について詳しくご紹介します。

ビフィドバクテリウム属とは

ビフィドバクテリウム属は、通称ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ビフィダム)が属することで知られる、グラム陽性菌のグループです。
はじめは、母乳で育てられている乳児の便の中から見つかりました。
酸素を必要としない偏性嫌気性菌で、V字のような見た目をしていることから、ラテン語の「Bifidus(二又)」と、「Bacterium(細菌)」という言葉を合成して名付けられました。

ビフィドバクテリウム属に属する細菌

ビフィドバクテリウム属は、見つかっているだけでも約60種類存在し、あらゆる動物の腸内に生息しています。
そのうち、ヒトの腸内に分布している代表的な5種類のビフィズス菌をご紹介します。

ビフィダム種

ビフィダム種は、ビフィズス菌を代表する基準種のひとつです。
胃の病気の原因となるピロリ菌の活動を抑制し、胃潰瘍や胃炎などの胃の病気を予防します。
また、胃酸に負けることなく腸まで届き、腸内をpHの低い環境にすることで、悪玉菌の数を減らして腸内フローラのバランスを整える役割があります。

ロンガム種

ロンガム種は、日本人の乳児から大人の腸内に存在し、年齢を重ねるとともに減少していくビフィズス菌です。
胃酸に強く、腸まで届いて善玉菌を増やし、悪玉菌を減らします。
他にも、免疫力を高めたり、コレステロール値の低下にも寄与していると考えられ、ウイルス感染や生活習慣病の予防にも役立てることができます。

インファンティス

ビフィダム種とともに、ビフィズス菌の基準値のひとつであるインファンティス。
腸内環境を整え便秘を解消するとともに、ストレスを緩和します。
インターロイキンというたんぱく質の産生量を増やし、免疫機能を調節することで、花粉症などのアレルギー症状を改善させる効果があります。

ブレーベ

ブレーベ種は、整腸効果だけでなく、腸管出血性大腸菌(O-157)や、カンピロバクターなどの食中毒菌の感染を予防します。
また、研究では、難病である潰瘍性大腸炎の悪化を止めたり、低体重児の発育促進、乳児の免疫力向上などの効果が報告されています。

アドレセンティス

英語で「青年期」を表すアドレセンティスは、青年期以降の大人の腸管や膣から多く発見されているビフィズス菌です。
HDLコレステロールという善玉コレストロールを増加させることで悪玉コレステロール値の低下に効果があり、動脈硬化や心筋梗塞などの病気を予防します。
また、尿路結石の原因となる、シュウ酸を分解する作用や、免疫力を高める効果があります。

ビフィズス菌で家族みんなの健康を保とう!

これらのビフィズス菌は、他の乳酸菌のサポートを受けながら、最前線に立つ主力選手として悪玉菌と戦います。
腸内環境を整え、免疫力を高め、ウイルス感染や病気の予防に至るまで、今日もお腹の中からあなたの健康を守っているのです。

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