乳酸菌を摂るベストタイミングは?
皆さんは、乳酸菌を摂るのにタイミングを気にしたことはありますか?
実は、乳酸菌の効果を最大限に得るには、それに適したタイミングというものがあるのです。
基本的なタイミングは食後
もしかしたら、食事のとりすぎを防ぐなどの理由から、食前にヨーグルトを食べているという人も少なくないかもしれません。
ところが、基本的に、ヨーグルトを食べる最適なタイミングは食後です。
乳酸菌は胃酸に弱く、胃酸が濃くなっている食前に食べても効果を発揮しづらいことがあるからです。
乳酸菌の死滅を防ぐために、ヨーグルトは胃酸が薄まる食後に食べましょう。
乳酸菌をとる目的でタイミングを変える
ダイエットや便秘改善、健康維持など、乳酸菌にはさまざまな効果がありますが、あなたが乳酸菌を摂る目的は何でしょうか?
もし、乳酸菌を摂る上で明確な目的が決まっている場合は、目的に合わせて適したタイミングを知っておきましょう。
ダイエット効果狙いは夜
乳酸菌のもつダイエット効果を得たい場合は、夕食後または夜がおすすめです。
夜は、1日の中で腸のはたらきが最も活発になるといわれています。
とくに、22~翌2時までの4時間は「腸のゴールデンタイム」と呼ばれ、腸内環境を整えたり、老廃物を処理したりと忙しく働き、乳酸菌の力を借りたい時間帯でもあります。
逆効果になるのを防ぐため、ヨーグルトは遅くても22時までには食べ、それ以降は何も食べないよう心がけます。
脂肪ゼロのものや低脂肪のものなら、カロリーを気にせず食べられます。
便秘改善なら朝
乳酸菌のもつ便秘改善効果を得たい場合は、朝食時が最適です。
朝食を食べた後か、朝食の代わりとしてヨーグルトを食べると、排便回数のアップに繋がります。
ある乳製品メーカーは、朝食後、昼食後、夕食後という3つのタイミングに分けてそれぞれヨーグルトを食べてもらい、排便回数の変化を比較するという研究を行いました。
すると4週間後、昼食後、夕食後のグループは排便回数が0.6~0.8回増加したのに対し、朝食後のグループでは、1.5回と劇的な増加がみられたということです。
乳酸菌は摂るタイミングを知って効果アップ!
乳酸菌は、摂るタイミングによって効果が変わるというのをご存知でしたでしょうか?
私たちの身体にはサイクルがあるので、それに合わせて摂取することが大切なのです。
ただ、忙しくてどうしても食後などに時間がとれない!という方は、乳酸菌を毎日摂取することのほうが大切ですので、自分の好きなタイミングで問題ありません。
その際は、忘れてしまうことのないよう、毎日決まった時間に摂ることをおすすめします。